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2014年6月9日(月)

第8回 「法学部リレー講義」を実施しました

20140609リレー講義01.JPG6月9日(月)に、第8回となる「法学部リレー講義」を実施しました。

今回の講義を担当されたのは、民事手続法を担当されている笹邉准教授(プロフィール等はこちら)でした。「民事手続法の世界」と題して、1年次生に向けて、民事手続について詳しく解説されました。

今回の講義では、主として「民事手続の概略と位置づけ」を中心に講義が展開されました。
特に、民事訴訟制度を支える手続の種類と概要や実体法と手続法との関係性について、PowerPointを用いて、ビジュアルで理解できるように工夫している点が印象的でした。

前半は、交通事故を例にして、1つにの行為であっても視点が変われば様々な法的責任を負うという導入において、民事責任に言及されました。
その後、裁判所の役割や機能に触れつつ、民法と民事訴訟法の関連性について、解説がありました。併せて、笹邉准教授が担当する科目についての紹介があり、他の科目との関連性や履修するべきタイミングや順序についての説明もありました。

六法を引かせて質問している様子
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スライドの一部

 

20140609リレー講義06.JPG後半は、具体的な紛争事例について解決までの流れを解説しつつ、関連する法規や制度の解説があったほか、個人や企業等が経済的破綻に陥った際に利用される倒産処理手続の概要について、簡単な説明もありました。

講義の最後に、1年生に向けて、資格取得や公務員試験等を目指す学生に対して、激励のメッセージがありました。

受講生は、民事手続に関して、手続の種類や内容を理解できた様子でした。