第38回 警察官実務講座を開催しました(大阪府警察)

7月4日(金)に、大阪府警察から講師の方をお招きし、38回目となる「警察官実務講座」を開催しました。

講座は、大きく分けて、①大阪府警察の概要と各部署の紹介、②警察学校について、この２つを柱とするものでした。
講座の途中に、講師の方の経験談や実務のお話しを交えたり、写真を多用したりするなど、受講生を飽きさせない工夫が随所に見受けられました。

最初の、大阪府警察の紹介では、各部署の業務説明をしていただきました。
丁寧に各部署の業務説明をして頂いた上に、講師の方の経験談やエピソードを交えた解説が行われました。
特に印象に残っているのは、ある少年事件をめぐるエピソードでした。また、交番勤務時の現行犯逮捕の瞬間の気持ちや取調官になった時の心境など、実務に直結するお話しも聞くことができました。

▼ 交通部の解説の様子 ▼ 大阪府警察独自の「青バイ」があるそうです。また、交通取締の強化と交通事故件数には因果関係が認められるとのことで、交通取締を強化すれば、交通事故は減少傾向を示すそうです。	▼ 刑事部の解説の様子 ▼ 違法薬物が関係する事件では、部署を超えた合同捜査を行うこともあるそうで、講師の方は、合同捜査の際の取調官として被疑者の取調べを担当したこともあるそうです。その際の心境や被疑者との接し方もお話しして頂きました。
▼ 警備部の解説の様子 ▼ 　 災害や事件等に備えて、日々訓練を行っているとのことです。講師の方は、機動隊勤務のご経験もあり、東日本大震災への派遣された際のお話しも詳細に聞くことができました。

 

終盤には、警察学校の紹介もありました。警察学校で同期の仲間と一緒に過ごすことで、苦労等も乗り越えることが可能であり、警察官になった後でも、同期の仲間とは強い絆で結ばれているそうです。

また、警察学校卒業後に配属される交番勤務時のお話しもされ、110番通報で駆けつけた現場で初めて現行犯逮捕した瞬間の気持ちを聞くこともできました。

 

〈大阪府出身で大阪府警察の警察官を目指す学生もたくさんいます！〉