第12回 「法学部リレー講義」を実施しました

7月7日(月)に、第12回となる「法学部リレー講義」を実施しました。

今回の講義を担当されたのは、国際私法を担当されている黄准教授（プロフィール等はこちら）でした。「国際私法」に関する解説がありました。

今回の講義は、外国人との婚姻や離婚、外国での交通事故など、日本国内にとどまらない問題を扱う法分野でした。このため、これまでの講義とは異なった、新鮮味を感じた受講生も多かったようでした。

講義前半では、日本の企業とアメリカの企業の紛争をめぐる裁判例を軸として、国際私法が適用される場面についての解説がありました。

紛争を解決する際に、「アメリカの法律」が適用される場合と「日本の法律」が適用される場合とでは、異なる結論が導かれ、どの国の法律が適用されるかによって訴訟の勝敗が左右されることが詳しく解説されました。
こうした法の選択を考えることが、国際私法の重要な役割であることが強調された講義でした。

　　


〈講義中には、実際に六法を引きながら考える場面がありました〉

 

講義後半は、帝塚山大学法学部で開講されている国際私法に関連する科目が紹介されたほか、国際私法に関連する職業や資格に関する説明がありました。