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2013年8月22日(木)

金融実務講座の一環として、「日本銀行 大阪支店」を見学しました

引率された福本先生と学生たち(日銀前で)8月7日(水)に、「金融実務講座」の第三回講義として、日本銀行大阪支店を見学しました。
当日は、参加希望学生8名と教員2名が参加しました。

日本銀行大阪支店は、大阪のビジネスの中心地淀屋橋にあります。明治15年(1882年)に開設され、昨年開設130年となりました。見学コースにもある旧館は東京駅などを設計した辰野金吾博士によるもので、現在でも一部が残されています。貴賓室や柱のない階段など、当時の面影を残す荘厳な建物です。

なお、一般の人が施設内に立ち入ることができる機会は限られています。見学のためには、事前に名簿を提出するほか、当日も厳しいセキュリティチェックを受けます。

さて、見学会では、日本銀行の3つの業務、すなわち、日本銀行は、①「銀行の銀行」であること、②「政府の銀行」であること、③「発券銀行」であることの説明を受けた後、施設を案内していただきました。
とりわけ、印象に残っているのは資料室でした。資料室では、実際の千円札を手に、お札の偽造防止技術についての説明を受けました。見学に参加した学生たちは、日本の偽造防止技術の高さを実感している様子でした。

帝塚山大学法学部では、これまで金融システム論の講義の中で、「金融実務講座 銀行編」や「金融実務講座 証券編」を実施し、実務家の話を直接伺う機会を設けました。
後期においても、保険法の講義の中で、「金融実務講座 損害保険編」および「金融実務講座 生命保険編」を開催する予定です。

 

参加した学生たち

当日はスーツを着用し、ビジネス街に出ました。
慣れないスーツに学生たちは少々緊張気味でしたが、これを機にスーツの着用に慣れて、
来年からの就職活動にも役立て欲しいと思います。

大阪のビジネス街に興奮気味の学生たち

郵便事業とも縁が深い日本銀行大阪支店です