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2013年7月15日(月)

第2回 消防官実務講座を開催しました(奈良市消防局)

20130712_消防官実務講座1.jpg法学部では、7月12日(金)に、第2回「消防官実務講座」を開催しました。

 

警察官実務講座は既に33回目を迎えておりますが、この消防官実務講座は、昨年度に初めて第1回目を開催し(記念すべき第1回目の様子はこちら)、初回に引き続く第2回目の開催となりました。

 

今回は、地元の奈良市消防局より、合計4名の方々にお越しいただき、奈良市消防局についてお話をしていただきました。

なお、この奈良市消防局には、本学の卒業生である村中消防官が現場で活躍しており、特別ゲストとして今回の講座に駆け付けてくれました。

講座は、大きく分けて、①消防組織、②採用試験、③実際の現場活動、という三本柱で、各テーマごとに3名の講師の方からお話が聞けるというものでした。実際の活動がリアルに伝わるように、PowerPointで写真を多用されていたのが印象的で、学生も真剣な顔つきで話に聞き入っていました。

20130712_消防官実務講座2.jpg最初の消防組織のお話では、「消防法消防組織法について」「警察組織消防組織の相違」「消防職員消防団の相違」などや、奈良市消防局の特徴的な点(奈良市消防局にしかない文化財防災官の設置や日本に数台しか配備されていない50メートル級のはしご車の保有)をご説明いただきました。

続く採用試験のお話では、奈良市消防局の採用について丁寧にご説明いただきました。

特に、企業の採用試験で導入されている「エントリーシート」や「SPI」を活用しており、企業の採用試験に近くなってきた点を強調されたほか、面接試験の重要性にも言及されておりました。また、「目指せ消防官!」という熱いメッセージを送っていただきました。

20130712_消防官実務講座4.jpg最後の実際の現場のお話では、受講生の先輩である村中消防官より、採用までの経緯や消防学校の雰囲気、実際の現場での経験談を聞くことができました。
消防学校では、防火服を着てホースを担ぐ訓練があるため体力が必要であることや、ロープの結び方をたくさん覚えなければならず大変であるなどのお話を聞けたほか、初めて火災現場に出動してパニックになった経験や救助現場で救助することができた時の気持ちなど、現場での経験を聞くことができました。

法学部では、警察官のみならず消防官を志望する学生に対するフォローも強化していく予定です(今年度は、元橿原消防署長米田博文先生ご担当の特殊講義(消防研究)を開講しております)。
今後も消防関連の講座を随時開催してまいりますので、どうぞご期待ください!

警察官実務講座のときと同じく、挨拶で始まります!

消防職員の階級と階級章です

卒業生の村中消防官です

奈良市消防局のマスコットキャラクター「なっぴぃ」