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2012年11月19日(月)

「警察組織と警察実務」において生活安全部地域課地域指導室長のご講演を実施しました

11月16日(金)に 「警察組織と警察実務」において生活安全部地域課地域指導室長のご講演を実施しました。

遺失拾得物、犯罪捜査、交通事故処理、そして地理教示等、広く警察責務全般を遂行する地域課の職務についてお話しいただくとともに、地域課には受持区や所管区の制度があり、所管区責任の遂行については、コミュニティポリシング等の名称でシンガポールや米国においても導入されている現状があることについて説明がありました。

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また地域課が抱える近年の課題として、隣組の有名無実化や日本の良き伝統の喪失、そして個人主義の蔓延といった要因による地域社会における連帯意識が希薄化している点について言及され、警察のみでは安全・安心の実現には限界があり、住民の主体性を尊重しながら、住民と連携・協働して地域社会における犯罪防止機能の活性化を支援する点についても強調されました。

学生からは、少年事件への対応や職務遂行に際しての心がけなどについて質問がありました。
奈良県警察本部より幹部クラスの現職警察官を講師として招聘する本講座ですが、きっと警察官志望の学生諸君のキャリア意識形成に大いに役立っていることでしょう。