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2012年11月11日(日)

「警察組織と警察実務」において生活安全部犯罪抑止対策室長のご講演を実施しました

11月9日(金)の「警察組織と警察実務」では、奈良県警察本部生活安全部の犯罪抑止対策室長が講師として登場しました。

まず、講師の方がこれまで経験された、文化財保安官として奈良県に多く所在する国宝や重要文化財を盗難や器物損壊から守るという職務についてお話がありました。次に、生活安全部の職務内容について説明があり、学生たちは奈良県における犯罪発生状況の詳細なデータや奈良県警察の対応などを学びました。お話の中では奈良の鹿がボーガンの矢で撃たれるという文化財保護法違反事件、ひったくりの防止方法とグッズの紹介、そして振り込め詐欺の対策に関して言及があり、講演後には児童虐待事件に対する奈良県警察の対応や、少年犯罪等に関して活発な質疑応答が行われました。

最後に講師の方から「ひとりひとりが注意すれば犯罪は防ぐことができる。警察は犯罪発生時に犯人を検挙することも仕事だが、防犯のためのアイデアを出し、住民理解を促すことも重要です。」「警察官の仕事は厳しいところもあり、忍耐力が必要だが、学生のみなさんには夢と希望をもって警察官を目指してほしい」との熱いメッセージを頂きました。

奈良県警察本部から講師の先生をお招きするのはこれで3人目。将来警察官を目指す学生たちにとっては毎回貴重な話が聞けるとあって好評です。

熱心に耳を傾ける受講生たち