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2012年10月29日(月)

「警察組織と警察実務」において奈良県警察本部長の講演を実施しました

10月26日(金)の「警察組織と警察実務」では奈良県警察本部長の原山氏に講義していただきました。本講座は、奈良県警察と連携し、さまざまな部署から来られた現職警察官に奈良県の犯罪情勢や奈良県警察の活動について講義していただき、最終講義は警察学校見学で締めくくられる予定になっています。

本講義は、「警察官なら帝塚山大学」をさらに強化するためにカリキュラムのテコ入れを行った結果、奈良県警察の協力を得て実現したものです。学生にとって単なる採用試験対策ではなくキャリア意識の形成とともに人間的な成長を実現できる講義内容が予定されています。

IMG_5505.JPG本日の講師を務められた原山警視長は、奈良県警察の組織や奈良県の犯罪事情の説明をされた後、和歌山県警察着任時代に関わられた「和歌山毒物カレー事件」の被害者遺族の手記を紹介され、「法に携わる者は、被害者側の心情を思いやり救ってあげることを、いつも胸に刻んでおかなくてはならない」と語られました。

警視長の言葉は、法と正義の道を志す法学部受講学生たちの胸に響いたことと思います。講義の後は、質疑応答が行われ、警察官をめざす学生たちの情熱が伝わってきました。

授業開始に際して挨拶する飛世法学部長

本部長の講義とあって学生も真剣そのもの

奈良県下の犯罪情勢について説明する原山本部長

感想文に一生懸命記入している学生の様子