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2012年10月12日(金)
法学部で開講の「平和学」と「国際法」が「広島・長崎講座」に認定されました。
法学部で開講している「平和学」と「国際法」が9月26日付けで「広島・長崎講座」に認定されました。
「広島・長崎講座」とは、公益財団法人広島平和文化センターが所管および認定しているもので、同講座の意義としては、「被爆者のメッセージを正当な学問対象として取り上げ、様々な学問分野において被爆体験をもとにして出されたメッセージの意味を改めて客観的に検証し、伝える。」とあります。また、その基本コンセプトとしては、被爆者のメッセージに込められている「思い」を学問的に分析整理し、その意味を実証的に体系付けるために、広島・長崎の被爆の実相を科学的に伝えることによって、核兵器の威力についての正確な知識を持たせるといった点を基礎に講座の内容を考えることとされています。
2012年10月12日現在、「広島・長崎講座」の認定を受け、開講されている講座は国内43大学、海外16大学を数えます。今回の認定により、広島市と長崎市は、開設大学に対し教材の提供及び被爆者、学術研究者等講師の派遣を行う等の支援を行います。
今回の認定を契機として法学部で開講されている「平和学」と「国際法」がより充実した内容となることが期待されます。
※各大学のシラバスは広島・長崎講座ホームページでご覧いただけます。
http://www.mayorsforpeace.org/hnpc/ja/hnpc_top.htm
担当の末吉准教授のコメント
「このたび、『広島・長崎講座』として小職の担当している科目が認定され、光栄に存じます。今後は教育・研究を通じて被爆体験の伝承と核兵器のない世界の実現に貢献できればと思っています」