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2012年7月20日(金)

末吉准教授(国際法・平和学)が開智高等学校(和歌山県)で模擬授業を行いました。

7月14日(土)に和歌山県の開智高等学校において法学部の末吉洋文准教授(国際法・平和学)による模擬授業が行われました。今回は、高校側からの要望に応える形で国連をテーマとして2コマの講義(各60分)が行われました。

最初に行われたのは「国連による地球問題群の解決」というテーマでした。テロや環境問題等、地球が抱える30もの問題についての国連の対応や、2015年までに達成すべき目標として定められているミレニアム開発目標について説明がありました。時には生徒の意見を訊いたりしながら講義は進められたため、あっという間の60分となりました。

次の講義は「国連と日本」というテーマ。日本の国連加盟の年などに関するクイズなどを取り入れながら、最初は楽しく和やかに講義が進められ、次第に旧敵国条項の問題や、国際平和への財政的貢献、常任理事国入り問題、そして日本人国連事務総長誕生の可能性といった問題が取り上げられました。

いずれも20名を超える受講者がおり、法学部や国際関係学部を志望する生徒さん達の関心を引き付ける内容となりました。

末吉准教授のコメント
「開智高等学校の生徒さんたちが私の専門としている国際法や平和学に関心を持って頂いて、とても嬉しく思っています。ありがとうございました。今日の講義は、国連の話を基調としながら平和学の要素も少し入れてみたのですが、理解していただけたでしょうか。開智高等学校は朗らかな生徒さんたちと丁寧に応対頂いた親切な先生方のいる、そして図書室をはじめとするとても素敵な施設のある学校でした。また来年も授業をしに行ければと思っていますので、またお声掛けいただければと存じます。」

構造的暴力について説明する末吉准教授