2012年4月10日(火)
2011年度法学部12月MVS村中君と卒業式における学部長表彰者へのインタビュー
3月27日(火)にクランキューブ大阪(大阪国際会議場)において本学卒業式を執り行い、本学部からは115名が社会へとはばたきました。卒業式にあたり本学部では、学業成績優秀者と学部における就職関連行事「就勝プロジェクト」(2011年度のプロジェクトの様子については、こちら)の運営に顕著な功績を残した者に対し学部長表彰を行い、13名の卒業生がその栄誉を受けました(卒業式、学部長表彰の様子についてはこちら)。
今回は、学部長表彰を受けた者の中から、学部の就職関連行事である「就勝プロジェクト」の運営に中核的な役割を果たした、村中俊明君(公共政策学科卒)、吉田亮介君(公共政策学科卒)、池野愛美さん(ビジネス法学科卒)、田中由梨さん(ビジネス法学科卒)の4名に、「就勝プロジェクト」を中心に、大学生活と就職活動について後輩へのメッセージを語っていただきました。なお、村中俊明君は難関である奈良市消防局、大阪府警察に内定を獲得したことなどを理由に2011年度本学部12月MVSとしても表彰を受けています(表彰式の様子はこちら)。また、池野愛美さんはビジネス法学科の成績優秀者としても学部長表彰を受けています。
―卒業並びに学部長表彰の受賞、おめでとうございます。皆さんは、「就勝プロジェクト」で中核的な役割を果たされたわけですが、まずは「就勝プロジェクト」に関わったきっかけを教えてください。
田中:私は、3年生のときに、事務室の奥居さんから「やってみないか」と声をかけられたのがきっかけです。
池野:私も3年生のときに、ゼミの先生が「事務室で就勝プロジェクトの運営スタッフを探しているのだけれども、やってみない?」と声をかけられ、ちょうど就職活動に本腰を入れ始めたところだったので、いいきっかけだと思って参加しました。
―お二人は2010年度、2011年度と二年にわたって運営に携わったわけですね。3年生の時にはどんなことをされたのですか?
田中:就職活動で得た情報などをレジュメやパワーポイントにまとめて他の学生に提供したり、SPI対策のノウハウを共有したりするイベントを行ないました。準備等で大変でしたけど、人前で話す訓練ができて、結果として就職活動にもとても役立ったと思います。
―村中君と吉田君は4年生からの参加組ですか?
吉田:はい。3年生のときはプロジェクトの運営側ではなくて、田中さんたちが行なっていたイベントに参加する側でした。4年生になって、田中さんたちから「参加してみない?」と声をかけられて、就職活動で得た経験を後輩たちに伝えたいと思って参加しました。
村中:私は3年生のころは警察官・消防士志望でしたがなかなか本気になれず、プロジェクトには参加していませんでした。4年生の10月に、公務員合格の体験を後輩に語ってほしいと吉田君に誘われたのが、プロジェクトの運営に参加したきっかけです。
―4年生では新たに村中君と吉田君も加わって、プロジェクトの運営が行われたわけですが、どのようなことを行なったのですか?
吉田:学生一人ひとりの志望する業界や職種が違うので、より学生のニーズにあったイベントを行なおうと、「就勝 お困りごと相談会」という企画を立ち上げました。
―イベントを企画・運営してみていかがでしたか?
村中:イベントの情報を多くの学生に周知するのに苦労しました。
吉田:時にはメンバーの中で意見がぶつかることもありましたが、様々な意見を出し合い、話し合う中で結果的にはうまくまとまったと思います。
池野:イベントを企画・運営することは大変でしたが、わりと和気あいあいと楽しく活動できましたし、自分自身の成長にもプラスになったと思います。
―最後に、学生生活や就職活動を振り返って、皆さんの後輩にメッセージを。
池野:大学では「当たり前のことを当たり前のようにする」ことが大切だと思います。授業はもちろんですが、大学で行なわれている様々な行事は、自分自身を成長させるよいきっかけになるので、是非積極的に参加してほしいと思います。就勝プロジェクトも人前で話すよい訓練になります。後輩の皆さんも積極的に運営に参加してください。
村中:どんな仕事でもそうかもしれませんが、公務員になるためには、その仕事に対する熱意が一番大切です。日々の地道な勉強とともに、本気で公務員になろうと思うなら、失敗したからといって落ち込まず頑張りぬくことです。そして面接の時には、ありのままの自分を面接官に伝えられるように誠実に受け答えをすることが大切です。
田中:就職活動をしてはじめて気づくことがたくさんあります。私は就職活動のスタートがそれほど早くありませんでしたが、後輩の皆さんにはできるだけ早く就職活動を始めてもらいたいと思います。失敗の数だけ、学べることがあります。また面接では、言葉のキャッチボールができるように心がけるといいと思います。質問にすぐに答えられなくても、誠実に対応すれば、面接官に誠意は伝わるものだと思いますよ。
吉田:就職活動ではやはり面接が大変重要だと思います。その際、自分を包み隠さずアピールすることが大切ですね。面接官はプロですから、小手先のテクニックでは通用しないと思います。また、人生の先輩である両親と仕事について話をするのも、自分にあった仕事を見つける上で役立つと思います。
―どうもありがとうございました。皆さんのこれからの益々のご活躍を祈念します。
卒業式の後に晴れ晴れとした表情でインタビューに答えてくれた4人の卒業生。話の端々から、帝塚山大学法政策学部での4年間の生活が充実したものであったことを感じ取ることができ、教員としてはうれしい限りでした。今後も法学部は、様々な学部行事や学生主体のイベントなどを通じて、一人ひとりの学生の成長をサポートできるよう、「きめ細かな教育」の実現に努力する所存です。