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2011年7月22日(金)

NPO法人エイプロシスによる特別講義「株式会社制度と証券市場のしくみ」を行いました

法学部/法政策学部では、7月11日(火)に、「金融システム論」(担当:福本葵教授)の講義の枠内で、証券業に携わる実務家で構成されるNPO法人エイプロシスより寺脇昭男氏を招いて、特別講義「株式会社制度と証券市場のしくみ」を行いました。

講義では、株式による資金調達の仕組みとそれ以外の資金調達の違い、株式投資のリスクとリターン、株価の決まり方、証券市場が果たす役割についてなど、豊富な実務経験に基づく、生きた証券市場の話が伺えました。株式会社は私たちの社会の発展や経済の成長に大きな影響を及ぼしています。その株式会社の成長には、株式会社と投資家を結ぶ証券市場が重要な役割を果たしていることをこの講義を通じて学生は再確認することができたのではないかと思います。

証券システムの理解は、「会社法」の理解の深化につながるとともに、将来、企業人として活躍する学生にとって必要不可欠なものです。本学部が法学系の学部でありながら、「金融システム論」を開講している理由はここにあります。また、社会で活躍している方を講師に招いて特別講義を実施して いるのも、本学部が実務と理論のバランスの取れた理解を大切にしているからです。

今回の特別講義は、学生にとって会社法理論とそれと密接に関わる証券市場のしくみをよりよく理解する絶好の機会となったことでしょう。また、将来証券業界での活躍を希望する学生にとっては、「業界研究」やモチベーションの向上の意味でも、有益であったことと思います。

本学部は、近年、「警察官を目指すなら帝塚山大学法学部」との高い評価を頂いていますが、法的センスを活かして企業で活躍することを目標とする企業コースの学生に対しても、このような特別講義を通じて今後もバックアップしていく所存です。

当日配布されたパンフレット

証券市場の役割などを解説する講師の方