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2010年6月23日(水)

「独占禁止法教室」を開催しました。

法学部/法政策学部では、6月11日(金)に、「競争政策と法」(担当者:馬場文先生)の講義において、公正取引委員会近畿中国四国事務所から3名の方を講師としてお迎えし、特別講義「独占禁止法教室」を開催しました。

学生にとって、「独占禁止法」は民法や刑法などと比べると意識することの少ない法律かもしれませんが、将来、経済活動に参加する上でも、また「賢い消費者」となるためにも、「独占禁止法」の意義や役割を正しく理解することはとても大切です。この講義では、ケーススタディや身近な事例を用いながら、「独占禁止法」とその趣旨を実現するための機関である「公正取引委員会」のしくみを、わかりやすくお話いただきました。

また、国家公務員としてのご自身のご経験や仕事のやりがいなども詳しくお話いただき、将来国家公務員を目指そうと考えている学生にとっても、具体的な職業像をイメージする上で役立ったのではないでしょうか。

受講した学生からは、「普段の講義で学んだ内容を、実際に現場で働いている方々から聞けて有益だった」との声も聞かれ、好評だった「独占禁止法教室」。普段教室で学んでいる法が社会で現実にはどのように機能しているのか。法の現場に携わる方々のお話を聞くことは、これを理解する絶好のチャンスでもあります。法学部/法政策学部は、こうした取り組みを今後も積極的に行うことで、「法化社会」に寄与する人材の育成を行います。

なお、この特別講義の模様は、6月12日付けの奈良新聞朝刊でも取り上げられました。

独占禁止法について説明される講師の方

講師の方々と山本学長(中央)と関法学部長(右端)