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2010年10月17日(日)

ACAP提供講座 第1回―江崎グリコ株式会社

特殊講義「企業実務と顧客満足」の1回講義が、10月6日に行われました。

今回の講師は江崎グリコ株式会社お客様相談室の馬場新一室長。ACAP(社団法人消費者関連専門家会議)の西日本支部長でもある馬場講師は、まず身近な事例を用いて現代の消費者問題を紹介し、消費者保護をめぐる国際的な動向、日本における消費者基本法の制定とACAPの取り組みなどを丁寧に説明。その中、消費者の権利だけではなく、主張し行動することや環境への配慮など消費者の責任も強調された点印象的で、学生たちにとって日々の消費生活を送るうえで貴重なアドバイスになったことでしょう。

そして馬場講師はお客様対応窓口に立つ際の心構えと注意点を、江崎グリコの実際の取り組みを織り交ぜてわかりやすく解説。その話は、実務の第一線に携わるご自身の経験に基づくことだけあって、とても説得力のある内容で、学生たち全員が真剣に聞き入っていました。「消費者(お客様)を大切にする」という経営の基本に忠実であることがいかに大事かが、学生たちによく伝わったようでした。

講義の最後に、学生がさっそくアルバイト先のお客様対応の体験をもとに、質問を講師に投げかけ、早くも教育効果が表れ始めた様子でした。

次回講義以降も、日本を代表する有名企業のプロたちが講師として登場します。ビジネスの第一線で活躍されている専門家の生の話を聞くことで、民間企業での就職を目指す学生たちにとってきっとたいへん有益な経験になるでしょう。彼らの成長を心から期待しています。

熱意のこもった講師の話に聞き入る学生たち

質疑応答を通じて学生は講義内容の理解度を高めたことでしょう