News

2010年6月24日(木)

7/18(日)オープンキャンパスミニ授業「犯罪はなぜ起こるの?犯罪学から考える安全な社会の作り方」【予告編】 岡本先生インタビュー

今年度第2回目のオープンキャンパスの日が近づいてきました。
当日、法学部からは岡本先生がミニ講義「犯罪はなぜ起こるの?犯罪学から考える安全な社会の作り方」を担当します。その予告編として、岡本先生にインタビューしてみました。

Q1.自己紹介をお願いします


法学部教授。担当科目は刑法・刑事訴訟法・刑事政策・被害者学など、刑事法全般。どうすれば犯罪をひとつでも減らし犯罪被害を受けて苦しむ人たちを支援することが出来るのか。それを考察する分野が刑事法です。

Q2.専門と研究テーマを教えて下さい


専門は、刑事政策学・犯罪学。研究テーマは、「犯罪者処遇論」ですこれは、「犯罪や非行をおこなった人々をどのように処遇すれば本人や社会にとって有意義であるか」ということを研究するものです。また、「犯罪被害者の支援」というテーマに関しても、わが国の現状と諸外国の支援制度との比較研究をおこなっています。

Q3.ミニ授業「犯罪はなぜ起こるの?犯罪学から考える安全な社会の作り方」について少し教えて下さい


わが国はまだ比較的安全な国であると思われていますが、窃盗やひったくりなどの身近な犯罪は後を絶ちません。でも、犯罪を取り締まる側の警察官の人数を急に増やすことも難しい。
そこで、最近注目されているのが「環境犯罪学」という研究分野です。これは「犯罪者が犯罪をおこないにくい環境を作って、まず犯罪を予防しよう」というもの。たとえば、近所で知らない人がいたら声をかけたり、ごみや落書きをこまめに掃除したり、不審者が隠れる場所のない公園を設計したり。
このミニ授業では、犯罪は身近なところから予防することが出来るということをわかりやすくお話しします。

Q4.先生の学生時代について教えてください


高校時代から法学部で法律の勉強をしたかったので、大学入学後は訳が分からないながらも大教室で講義を聞いているだけで幸せでした。それなりにしんどいこともありましたが、多くの友人との交流やサークル活動であっという間の4年間。気が付けば、そのまま大学に残っていたという感じです。

Q5.先生は大の阪神タイガースのファンと聞きましたが?


小さい頃からの阪神ファンなので阪神が弱かった「暗黒時代」も知っているわけで、それを考えれば今は多少負けが続いても平気(かも?)。ほかにも、ガンダム(ファースト)や落語・漫才の研究(?)にも熱心です。

Q6.オープンキャンパスに来る高校生の皆さんへメッセージをお願いします


帝塚山大学は、どちらかと言うとこじんまりとした大学ですが、教職員と学生の距離感が近くてアットホームな雰囲気。どの分野に進路を決めるにせよ、とにかくぜひともオープンキャンパスに来てこの雰囲気を体感してみて下さい。楽しいですよ。

岡本先生の授業と警察実務講座を受講すれば、きっと警察官になれる!

オープンキャンパスにて関学部長(左)と参加者に対し丁寧に説明している岡本先生(右)