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2010年9月21日(火)

法学部の6月MVS―近藤正樹君のインタビュー

法学部/法政策学部で活躍する学生をたたえるMVS(Most Valuable Student)表彰制度。6月のMVSには、厳しい就職環境の中、早々と「トヨタカローラ愛豊株式会社」の内定を勝ち取った近藤正樹君(法政策学部ビジネス法学科)が選ばれました。近藤君は、3年次編入で本学に入学。その年にいきなり44単位を取得するという、非常に優秀な学生として密かに注目されていた存在でした。今回は近藤君に、就活体験談と大学生活についてインタビューしました。

―車を販売する会社を志望したきっかけは何ですか?
もともと「人と接する仕事」がしたいと考えていたので、車の販売には興味を持っていました。また、目指すなら目標は高くと考えていました。そこで、業界でも評価の高い「トヨタカローラ愛豊株式会社」を意識するようになり、同社でのインターンシッププログラムに参加しました。魅力的な社員の方が多く、ますます「この会社に行きたい!」と思うようになりました。

―インターンシップではどのようなことを?
お客様との商談の場に立ち合わせて頂きました。実際の商談の場を目の当たりにして、現実のビジネスの厳しさを感じるとともに、お客様とのふれあいの醍醐味も知ることができました。こうした経験によって、将来の課題や目標が見えた気がしました。

―巷では就職氷河期といわれていますが、就職活動はどうでしたか?
大学の「自己開発セミナー」や法学部独自の「ビジネス実務講座」などで十分に準備をしていましたが、やはり人気企業なので競争率も高く、面接も長時間にわたるものがあったりと大変でした。挫けそうになったことも何度もありました。その度にゼミの先生である福本先生に相談に乗ってもらったり、励ましてもらったりしました。

―ところで、学生生活はどうでしたか?
神社仏閣が好きなので、「奈良で勉強したい!」と思って帝塚山大学を選びました。大学の雰囲気も私にはあっていました。講義を受ける中で会社法に興味を持ち、現在では会社法の福本先生のゼミに所属しています。また、民俗学研究会や茶道部といったサークルに入って日本の伝統文化を学びました。学んだことを実際に観光案内のボランティアで試してみたりと、貴重な体験ができたと思います。帝塚山大学で学べて良かったです。

―最後に、後輩に就活についてアドバイスを。
とにかく積極的に活動するべきです。Webエントリーができなくても、ダメもとで志望する会社に直接電話をしてみるとか。質問も印象に残る質問をするといいのではないでしょうか。その方が、先方に顔を覚えてもらえますよ。

―どうもありがとうございました。残りの大学生活を有意義に過ごしてください。

今回のインタビューでは近藤君のアクティブさがひときわ印象に残りました。インターンシップ先も本来は対象から外れていたにもかかわらず、キャリアセンターと交渉して、開拓してもらったとのこと。また、自ら近鉄奈良駅前で観光ガイドを買って出ることを思いつくなど、その行動力には目を見張るものがあります。このアクティブさが近藤君の内定獲得の原動力なのでしょう。また、インターンシップに参加して、ビジネスの現実を垣間見たことも大きかったのではないかと思います。もちろん、彼が目標に向かって、大学のサポート体制を十分に活用して周到に準備をしたことも忘れてはなりません。後輩のみなさんにも近藤君の経験を参考にして、彼に続いて頑張ってもらいたいと思います。

今後の抱負を語ってくれた近藤くん

毎度おなじみ「不退転」の前で関学部長と