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2010年12月2日(木)

第14回警察官実務講座を開催しました(滋賀県警)

11月11日(木)に、滋賀県警より現役警察官の方をお招きして、第14回警察官実務講座(今年度7回目)を開催しました(今年度後期の講座のラインナップについては、法学部ニュース10月24日掲載記事をご覧ください)。今回の滋賀県警による講座の開催により、近畿2府4県すべての府県警察から講師を派遣していただいたことになります。
 
講義は、警察官の職務、警察組織についての話から始まりました。まず、警察官と他の公務員との比較から警察官の職務の特殊性を説明し、その上で警察組織の説明がありました。滋賀県警は近畿圏では比較的小規模な県警であり、それゆえに生じる特殊性についてもお話いただきました。同じ警察官といえど、府県・地域が異なれば遂行すべき任務も少しずつ異なることを学生はよく理解できたのではないでしょうか。

今回お招きした講師の方は、警察学校の教官のご経験をお持ちであることから、警察学校での教育内容、学生生活等を詳細に伺うことができました。とりわけ、講師による警察学校での授業を再現した「ミニ模擬授業」は、警察官の法執行の一面を知ることができるとともに、警察学校の雰囲気をリアルに感じ取れるもので、学生だけではなく学部教員も思わず聞き入ってしまうような魅力的なものでした。

今回の警察官実務講座も、前回の和歌山県警同様、予定の時間を30分近く越える熱の入ったものでした。「何よりも大切なものは警察官になりたいという熱意」という講師の言葉を胸に、学生の皆さんには目標に向かってまい進していただきたいと思います。

講師の熱い話に聴き入る受講生たち