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2024年12月18日(水)

【経済経営学科】12月6日に開学60周年記念講座「日本茶と日本酒に親しむ~文化と産業に触れる~」が行われました

12月6日(金)に、帝塚山大学の教員有志と帝塚山大学同窓会の主催で「日本茶と日本酒に親しむ~文化と産業に触れる~」と題した講座が行われ、文学部の河口充勇文学部長と経済経営学部の川村哲也准教授が登壇しました。この講座は、開学60周年記念講座として実施され、日本の伝統と文化に深く根差す飲み物である日本茶と日本酒を切口に、その文化的意義と産業が抱える現代的な課題を考える講座で、河口教授が日本酒について、川村准教授が日本茶について講演を行いました。

講座は2部制で、16:30~17:50までの日本茶パートと18:00~19:00の日本酒パートに分かれています。日本茶パートでは、はじめに茶歌舞伎と呼ばれる利き茶を行い、静岡、京都、奈良、九州といった4つの代表的な産地のお茶をブラインドでテイスティングし、産地当てゲームを行いました。茶歌舞伎では、茶道部の学生、川村ゼミの学生、実家が宇治田原で茶業を営んでいる経済経営学部の西出結喜さんらが急須から試飲用のお茶を注ぎました。西出さんは、茶歌舞伎用の茶葉の選出にも協力してくれました。茶歌舞伎での全問正解者には景品が用意されていたこともあり、大いに盛り上がりました。

茶歌舞伎の正解発表と産地ごとのお茶の特徴の解説後、経済経営学部の川村准教授が、静岡の茶問屋をケースに、日本茶産業が抱える課題と、それに対する実際の事業者の取り組みについて講演を行いました。リーフの日本茶離れ、後継者不足、茶葉の産出量の減少、茶価の低下といった課題に対して、事業者の現在進行形の取り組みが紹介されました。

18:00を回り辺りが暗くなってきたころから、後半の日本酒パートが始まりました。後半の部については、文学部の記事(https://www.tezukayama-u.ac.jp/faculty/japanese_culture/news/2024/20241217/)に続きますので、是非ご覧ください。