2026年7月31日(金)
【日本文化学科】「地域文化実習B」で登酒店を訪問しました
7月25日(土)、日本文化学科専門科目「地域文化実習B」(担当:河口充勇教授、3年次配当科目)では、地元奈良の酒文化・酒造業に関する学びの一環として、天理市の登酒店を訪れ、登和成社長とディスカッションを行ないました。
登酒店は、奈良における地酒専門酒販店のパイオニアであり、近年の奈良酒の活況を地元で支えてこられました。
これまでの授業を通して学生たちが疑問に感じたこと、もっと知りたいことを事前にブレインストーミングしたうえで、登社長とのディスカッションにのぞみました。ディスカッションの後、登社長のご案内のもと、奈良酒を中心に様々なタイプの日本酒を試飲させていただきました。
学生たちの感想をいくつか紹介します。
「お店を経営するときに考えておられることを聞き出すことができたのがよかった。お客さんの年齢や目的から背景を想像してコミュニケーションの仕方を変えてみたり、勧めるお酒を考えていくという手法に興味を引かれた。日常でのコミュニケーションでは慣れ親しんだ人同士なのである程度共通の認知がある。しかし、初対面の場合コミュニケーションの難易度は大きく上がる。それをこなしてお客さんの求めるものを示すことが満足とファンをつかむということにつながるのかなと思う。」
「今回の臨地講義を通して登酒店では、お客さんとコミュニケーションを取り、求めている商品像について理解したうえで、お客さんに合う商品の試飲を勧めるなど、お客さんが商品についてきちんと情報を得て納得した上で購入できるような工夫が感じられました。これにより、お客さんの商品に対する満足感が担保され、2回目以降の来店の可能性が高くなり、結果的に収益が増えるという効果があると思いました。また、お客さんの好みに合わせて試飲をしてもらうことは、自分の店で置いている商品の知識と絶対的な自信がないとできないことであり、他店にはなかなか真似できない登酒店の特色であると感じました。」
「登さんとのディスカッションを経て、これまで授業で学んできた酒販店の変化について当事者の視点から改めて学ぶことができた。登酒店さんは、探す楽しみを得られる『圧縮陳列』、個人個人のニーズに合わせた『酒のセレクトショップ』など、お話を聞きながら『個性』を重視していることが伝わってきた。… 私自身、日本酒を飲んだ経験は少ないが、試飲を通して香り、味、飲んだ時の刺激など、それぞれのお酒で違いがあるということを嗅覚、味覚で理解することができた。今回の学外授業を通して、座学のおさらいだけでなく、新たな発見と今後の興味を得ることができた。」
