News

2026年7月27日(月)

【日本文化学科・1年生】リレー講義「日本文化への多角的アプローチ」最終回で飛鳥に関する講演会を行いました

文学部日本文化学科では、考古学、美術史、民俗学、歴史学(古代史、中世史、近世史)、古典文学、近現代文学、演劇、日本語学、社会学など多彩な学問分野を学べるのが魅力です。それぞれの分野について知ることと、分野を横断して多角的な視点で学ぶ楽しさを経験することを目的として、1年生向けに教員10数名によるリレー講義「日本文化への多角的アプローチ」を開講しています。 今年度の共通テーマは「飛鳥をめぐる奈良学」です。

7月23日(木)の最終回では、公益財団法人古都飛鳥保存財団事務局の石田浩幸さん(本学教養学部卒業生)をゲストにお招きしました。ご講演の冒頭で本学教養学部(文学部の前身)での学びが現在のお仕事にどのようにつながったのかに触れられた後、財団の事業内容と石田さんご自身のお仕事内容、飛鳥地域の持続可能な発展可能性と解決すべき諸課題(世界遺産登録とからめながら)について丁寧にご説明いただきました。最後に学生たちからの様々な質問にお答えいただきました。

これまでの授業を通して、学生たちは飛鳥に関する幅広い知識を獲得しており、食い入るように石田さんのお話に耳を傾けていました。

学生たちのコメントをいくつか紹介します。

「これまでの講義で飛鳥について学んできましたが、今回改めて深く知ることができました。奈良に住んでいてもあまり明日香村に行くことはなかったけれど、古墳とか見に行きたいと思いました。飛鳥が世界遺産に選ばれるのはとても喜ばしいことですが、現地に住む人々のことを考えると、いろいろ難しいこともあると思います。私たちが飛鳥の景観を守るためにできることをたくさんしていきたいと思います。」

「飛鳥のいろいろな魅力を感じることができたと同時に様々な問題があることも知りました。世界遺産登録にともなう来村者対応や交通整備など、簡単な問題ではない懸念点が多くあることを学ぶことができ、よりいっそう飛鳥のことを考えるきっかけになりました。この時間を通して、飛鳥についてはもちろん、自分たちが住んでいる奈良が歴史的に重要な場所であるということを再認識できました。」

「明日香村は、文化財だけでなく、その周りの自然や景観を含めて守られていることが印象に残りました。文化財を守ることと、地域で暮らす人々の生活と両立させながら発展していくことが持続可能な地域づくりにつながるのだと感じました。… 今日の授業もそうですが、最後の質問コーナーを聞いていて、自分の地元についてこんなに語れるのはとても素敵なことだと思いました。飛鳥について興味をもつことができたし、自分の地元についてももっと知りたいと思うようになりました。」

講演会から3日後の7月26日(日)、韓国・釜山で開催中のユネスコ世界遺産委員会において「飛鳥・藤原の宮都」の世界遺産登録が正式に決定しました。