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2025年12月19日(金)

【日本文化学科】ポプラ社の編集者小原さやか先生による特別授業を実施しました

12月12日(金)に特殊講義(創作文芸・出版B)でポプラ社の文芸編集者の小原さやか先生による講義をWEB会議システムで実施しました。

学生たちは、小原先生が編集を担当された作品で、本学にご出講いただいている浜口倫太郎先生のご著書でもある『天空遊園地まほろば』(ポプラ社・2025年)について読書会を行い、質問を考えるなど、準備をしてきました。

小原先生はパワーポイントを使いながら、編集者の仕事についてわかりやすく説明を進められました。1冊の本が出来上がるまで、すべての工程にかかわる存在として、編集者がどのような役割を担っているのか、『天空遊園地まほろば』に関するエピソードを紹介しながら、具体的に教えてくださいました。

学生たちの感想から一部抜粋します。

「編集者の方にしか分からないことがたくさん知れて良かったです。正しい日本語を使うということは頭にあまりなかったのでしっかり勉強しようと思いました。私も読んだ人の心に残るような本を作りたいと強く感じました。」

「予算の管理や帯の文章まで、自分が思っていたよりも編集者の方の仕事は多岐にわたり、大変な仕事であると思った。本がどのような流れで出来上がるのか、作家の方と編集者の方がどのように提案していくのか、知る機会がなかったので、とても興味深く感じた。」

「本に関わっている人が思っていたよりたくさんいて驚きました。本は作家だけのものではなく、多くの人のものであるということを強く感じました。編集者は作家が書けるようにサポートする仕事というイメージだったのですが、誰に書いてもらうかというところから、本が販売されるまで、またその後の宣伝活動まで全てを行っていることを知れて驚きました。自分はこうしたいという考えを明確に持つことが大事なのだと感じました。」