【日本文化学科】作家の仁木英之先生による特別授業を実施しました

特殊講義（創作文芸・出版B）で12月5日（金）に作家の仁木英之先生をお迎えし、特別授業を実施していただきました。仁木先生は前期の特殊講義（創作を学ぶ）でもご出講くださっていたので、学生たちは再びご指導いただけるのを楽しみにしていました。また、昨年以前に受講していた学生たちも仁木先生にお会いしたくて聴講しに来ていました。

仁木先生は小説を書こうとしてもなかなか進まなくなってしまうという学生たちの悩みに寄り添い、話を転がしていくための方法について具体的にお話しされました。さらに設定する主人公の中に対照を作ってみるという実習を行い、学生一人一人を励ましながら、細やかに指導してくださいました。

授業終了後も学生たちから創作する上で悩んできたことの相談など、質問が次々と出て、仁木先生は温かく対応してくださいました。学生たちが名残りを惜しんでお見送りしながらお話をしていました。

学生の感想の一部を抜粋します。

「キャラクターを作るというのがすごく苦手で、小説もおもしろく書けなかったのですが、対立軸を作るということを学んで、考えてみると書きたい題材が思い浮かんで、すごくありがたい授業でした。対照的に物事を見るというのはとてもおもしろそうだと思ったので、意識して取り組みたいと思います。」

「物語を書く上で、話を転がすための面白くするポイントとして、対立構造やキャラの対照などの多くの点を学べてよかったです。書こうとしている物語を作るのにものすごく役立つことばかりでした。来年も聴講したいです。」

「話を聞くことができて本当に楽しかったです。1年生のときからずっと悩んでいた案を見ていただいて、おもしろいと言っていただけて、書く勇気が出ました。もしも完成することができて、また機会があれば見ていただけたらなと思います。」