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2025年8月1日(金)
【日本文化学科】歌人の黒瀬珂瀾先生による授業を実施しました
日本文化学科では「創作文芸・出版プログラム」の一環として、特殊講義「創作を学ぶ」を開講しています。
7月12日(土)に、歌人の黒瀬珂瀾先生が授業を実施してくださいました。学生たちは、事前に創作した自作の短歌を持ち寄って授業に臨みました。
黒瀬先生は、古典の和歌から近代・現代の短歌まで、具体的な作品を紹介しながらその特徴を説明してくださいました。また、韻文とは何か、アイルランドやチェコなど海外の韻文芸術などもふまえてお話しくださいました。ときには、流行中のJ-popの歌詞などもふまえつつ、近代短歌の成立から戦時下の時局詠、そして戦後の新しい短歌まで、作品の表現をふまえた解説で、学生たちは熱心に聞き入りました。その後、黒瀬先生のお話をふまえて、持ち寄った自作短歌を互いに批評しあう「歌会」にチャレンジしました。
学生の感想の一部を紹介します。
「短歌をつくるハードルが下がった。創作というと『小説』を想像しがちだが、詩歌の先生が来てくださってうれしかった。気軽につくってみたいと思う。」
「歌会がとても楽しかったです。私とは違う解釈の仕方もあって参加できてよかったです。」
「短歌は、幻想的に描く人もいれば、象徴的に描くひともいて、それぞれが好きに描けるものだと思った。」