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2025年7月15日(火)
【日本文化学科】作家の谷口雅美先生による授業を実施しました
日本文化学科では「創作文芸・出版プログラム」の一環として、特殊講義「創作を学ぶ」を開講しています。
6月14日(土)に、作家の谷口雅美生が授業を実施くださいました。学生たちは事前に「物語」の意義や役割について考え、また創作の仕事について具体的な質問事項を持ち寄るなど、受講のための準備をしてきました。
谷口先生は、ご自身が作家になるまでの経験を踏まえて、プロの作家になるために養うべき力や、デビューまでの道のり、ふだんからどのようなことを考えて創作なさっているか等を具体的にお話しくださいました。また、エンターテイメント作品の魅力について、学生たちが自身の好きな作品をを分析しながら考えられるように実習形式の課題をご準備くださり、学生はその課題に取り組みながら学びました。そして、谷口先生は学生たちに向けて、「物語」とは「最初から最後まで執筆したもの」であり、「自分と他人とが違うものであること」を前提として「自分にしか分らないことを、誰にでも分かるように書く」ことが大切だとお話しくださいました。
学生の感想の一部を紹介します。
「先生のお話を聞き、書き終えることが大切だと学んだので、次に書く機会があれば、最後まで書きつづけようと思いました。」
「読者に伝えるという客観的な視点と、結末まで描く意志があれば物語は書けると思えた。」
「書籍化の流れについて知り、出版関連の仕事についてもよく分かった。」