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2025年6月10日(火)
【日本文化学科】学生「古文書レスキュー隊」による桜井市外山区の区有文書調査が始まりました
6月7日(土)、本学科の学生3名が桜井市の外山(とび)区にて古文書調査をおこないました。
外山区には、江戸時代の外山村(とびむら)以来の近世・近代文書が1,500点ほど所蔵されています。いずれも村落共同体を維持していくなかで作成された帳面など、地域の歴史を知るうえで欠かせない重要な歴史資料です。
しかし、古文書はくずし字で書かれているため、一般の方は読み解くことができず、どのように取り扱えば良いのか困ってしまいます。 そこで、本学科が地域連携事業として区有文書を調査し、古文書のリストを作成することになりました。古文書調査には「近世文書プロジェクト」として、くずし字を読む訓練を積んでいる学生が参加します。
未調査のままでは価値がわからず、場合によっては捨てられてしまいかねない古文書を、リストを作成してその重要性を地域の方々に知ってもらい、長く保存していく。学生たちの調査は、いわば「古文書レスキュー」の役割を担っています。
今後も月に1回程度の調査を重ね、区有文書の全貌を明らかにしていきます。