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2025年5月4日(日)

【日本文化学科】作家の浜口倫太郎先生による授業を実施しました

日本文化学科では「創作文芸・出版プログラム」の一環として、特殊講義「創作を学ぶ」を開講しています。

4月26日(土)3限4限には、作家の浜口倫太郎先生が授業を実施してくださいました。学生たちは先生のご著書『コイモドリ 時をかける文学恋愛譚』(2024年・幻冬舎文庫)を読んで感想文を書くなどして準備してきました。

浜口先生は放送作家を経て、プロの作家としてデビューされ、新作を次々と出版されながら、漫画の原作や映画とのコラボなど、さまざまな企画に携わっていらっしゃいます。学生たちが創作や人生に取り組んでいくためのヒントになるようにと、インプットすることの意義や、心が動いたことについてノートに書き出して分析していく方法、具体的な創作方法などを惜しみなく教えてくださいました。「継続する」ことの大切さを話され、浜口先生が毎日一話を創作し続けていらっしゃる「一分小説」を紹介されました。

先生は最後に授業時間を延長して、一人ひとりの質問に丁寧に対応してくださいました。

学生の感想の一部を紹介します。

「お話の中で、特に「継続すること」「言語化すること」が心に残った。創作することに限らず、これからの人生で必要なことで、自分に足りないものであると感じた。」

「『コイモドリ』を作るにあたってのお話はなるほどと思って面白かった。」

「特に印象に残ったのは、毎日とにかく一行でもいいから書き続けるべきだという話です。私は一度は何かしらの形で本を出してみたいと思っているのですが、書こうと思ってもなかなか理想のものが書けず困っていました。今回の話を受け、作品との向き合い方が変わりました。まずは、とにかく書いてみる、回数を重ねていくことが必要だと学びました。一日一行でも、書くという行為を習慣づけて、何作品も書き上げてみることで、理想の作品に近づけるのだと考え直すことができました。」

「もともと頭の中に書きたかったものがあったが、小説を書くなんて難しく、自分ではできないと思っていた。しかし、とにかく書いてみることと続けることが大切だという先生のお話を聞いて、これからは自分の考えをメモし、書いてみたいと思った。」