2025年1月16日(木)
【日本文化学科】作家の仁木英之先生による特別授業を実施しました
特殊講義(創作文芸・出版A)で1月10日(金)に作家の仁木英之先生をお迎えし、特別授業を実施していただきました。仁木先生は前期の特殊講義(創作を学ぶ)でも6月にご出講くださっていたので、学生たちは再びご指導いただけるのを楽しみにしていました。
仁木先生は小説を書くステップとして、設定・人物・物語を考えていく方法や資料を調べることの意味などについて具体的な例をあげながら、わかりやすく説明されました。「一から創ろうとしなくてよい。自分の好きなものを取っかかりにして書き始める方法もある」と教えてくださり、歌詞を基にストーリーを創ってみるという実習を通して指導されました。書くことへのハードルを下げて勇気づけてくださった上で、読む人に伝わるようにクォリティーを上げていくための様々な方法を惜しみなく教えてくださいました。
学生たちからも創作する上で悩んできたことの相談など、質問が次々と出て、仁木先生は授業時間を延長して丁寧に対応してくださいました。
学生の感想の一部を抜粋します。
「キャラクターの衣食住の表現や服装の描写で幅が広がるなど、読者である私たちは細やかな一文から多くの情報を得ていたのだなと実感しました。取っかかりを歌詞から得ることも、実際に行うとイメージしやすくて、作りやすいなと感じました。」
「新しく学べたことが多くうれしかったです。特に書き始める時の準備量について教えていただけたのは、本当に聞きたかったことすぎて、テンションが上がるほどでした。」
「前期の授業でお話していただいたことを基にして、後期に小説を書きましたが、今回改めてお話を聞くとまだ自分はその域には達していなかったと実感しました。次に作品を見てもらうときはこの学びを活かして挑んでいきたいと思います。」
「小説を書いていて「本当に面白いのか?」となることはもちろんあるので、自分に制限をかけないというお言葉は深く響きました。」