2025年12月20日(土)
【日本文化学科】特別講演会「学芸員の仕事内容とその魅力」を開催しました
12/19(金)2限、文学部の卒業生で、地方自治体の学芸員として活躍されている大向翔太さん(十津川村教育委員会勤務、中世史ゼミ出身)、冨島健司さん(堺市文化観光局勤務、考古学ゼミ出身)、橋本七海さん(富山市民俗民芸村管理センター勤務、民俗学ゼミ出身)をお招きし、「学芸員の仕事内容とその魅力」と題した講演会を行ないました。
講演者のお三方は、①現在のお仕事の内容、②学部から現在までのご経歴、③現在のお仕事に就くためにした準備、④学生時代のご経験、⑤後輩へのメッセージという流れで話をしてくださいました。
同じ学部の近しい世代の先輩のお話には大きな説得力があり、多くの受講生が真剣な眼差しで耳を傾けていました。
受講生のコメントを紹介します。
「展示室で目にするモノは成果の一部にすぎず、その背後には長時間にわたる資料調査や保存作業などがある。見学者には伝わりづらいかもしれないが、文化や歴史を正確に次世代に伝える重要な役割だと再認識することができた。」
「学芸員という仕事は、なる前もなった後もたくさんの知識や経験が求められる。学生時代のことすべてが糧になるという言葉がとても魅力的に思えた。自分の進路はまだ決めていないけど、学生のうちに経験することを活かせる道に進んで行きたくなった。」
「自分もできれば学芸員として仕事をしていたいと考えているため、とても参考になった。特に村史の編纂のお話が面白いと思った。村史や町史というものは、なんとなく自分が生まれる前に完成しているものばかりだと思っていたため、作る側にもなれるのかと驚いた。できるものなら、やってみたいと思った。」
「専攻にこだわらず、様々な講義を受講し、知見を広げることが大切だという言葉が心に残った。図書館司書も広い知識をもつことが大切だと学んだので、専攻に縛られすぎずに、興味を抱いたことを積極的に学んでいきたいと思った。」
「私は教員を目指しているのですが、公務員の仕事という点で学ぶことが多くあった。先輩がおっしゃっていたように、いろんな授業をとって、知識や関心の幅を広げることが大切だと思う。教職の道に縛られすぎずに、いろんな角度から物事を見て、知識をつけられるように、残りの学生生活を過ごしたい。」


