【日本文化学科・1年生】天理市へ学外実習に行きました

1年生向け授業の「学外実習」は、奈良にある大学だからこそ、奈良のあちこちへ出かけてホンモノの歴史・文化財に直接触れることをねらいにしたもので、立地を活かして周辺の大阪や京都へも出かけています。

12月13日（土曜）には、良い天気に恵まれたなかで1年生15人が天理大学附属天理図書館と、なら歴史芸術文化村を訪ねました。

天理図書館は、昭和5年（1930）に建てられた建物が国登録有形文化財に登録される歴史ある図書館で、140万冊以上が蔵書されています。それらのなかには国宝・重要文化財に指定されているものも多く、司書の方にご案内いただきながら、昭和5年当時から使われ続けている閲覧席の机・椅子や講堂、貴重な歴史的資料などを見学しました。

また、なら歴史芸術文化村は2022年に開村した県の複合施設で、文化財修復・展示棟には建造物・考古資料・書画や仏像彫刻の美術工芸品といった文化財を修理する工房があります。こちらも学芸員の方にご案内いただきながら、各工房でどんなふうに文化財修理が進められているのかを見学しました。

古くても常に新しい知見のもとに取り組んでおられる図書館と、新しくても古い文化財修理に取り組んでおられる施設を同時に見学できたことで、学生たちも大いに刺激を受けていたようです。これからの学びに活かしていってくれることでしょう。