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2025年9月19日(金)

【日本文化学科】学生「古文書レスキュー隊」による桜井市外山区の区有文書調査(4回目)を実施しました

6月から月に1回のペースでおこなっている桜井市外山(とび)区所蔵の古文書調査も、9月16日(火)で4回目を迎えました。

調査は、古文書の年代や表題、発信者、受信者などを書き出してリストにしていく作業が中心で、その数は現在、約680点にのぼっています。全体のおよそ3分の1のリスト化が完了しているので、外山区の古文書群は総数2,000点ほどになりそうです。毎回参加している学生3人もリストの作成作業に慣れてきたようで、とくに今回は大学院生も1人加わってくれたことで作業効率が格段にアップしました。

また、今回は、今後の研究のために古文書の写真撮影にも挑戦。撮影は、デジタルカメラを接続したパソコン画面を確認しながらシャッターを切る人と、古文書のページを順にめくっていく人に分担して進めました。大量の古文書を扱うため、リスト作成も写真撮影も根気のいる作業です。

古文書調査は、その価値を正しく理解することにつながり、それが確実な保存に結びつくはずです。1人でも多くの学生が「古文書レスキュー隊」として全国各地で活動できるよう引き続き現場での経験を重ねていきます。