News

2025年7月31日(木)

【日本文化学科】デザイナー三原賢治さんの講演会を行いました

文学部日本文化学科では、歴史学(古代史、中世史、近世史)、考古学、美術史、民俗学、古典文学、近現代文学、演劇、日本語学、社会学など多彩な学問分野を学べるのが魅力です。それぞれの分野について知る入門的な意味と、分野を横断して多角的な視点で学ぶ楽しさを経験することを目的として、1年生向けに教員10数名によるリレー講義「日本文化への多角的アプローチ」(全15回)を開講しています。

今年度の共通テーマは「大和郡山をめぐる奈良学」です。2026年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の主人公・豊臣秀長ゆかりの郡山城や金魚の養殖などで知られる大和郡山の歴史・文化について幅広く、かつ深く知ることを目指します。

最終回(7/24)は、大和郡山を拠点に活動されているデザイナーの三原賢治さん(パンダ合同会社代表)をゲストにお招きし、特別講演会を行いました。ご講演では、自社の事業内容(グラフィックデザイン、イラスト、キャラクター、Web サイトの制作など)、ご自身のライフヒストリー(どのようにしてデザイナーになったのか)を紹介いただいた後、近年の大和郡山での公民連携によるまちづくりの可能性について、具体的なエピソードを交えてお話いただきました。

学生たちの振り返りコメントをいくつか紹介します。

「人と人をつなげるお仕事をされていて、とても素敵だなと思いました。『大和是好日』というイベントのビデオで、花屋さんの女性が『10年お店をやっているけど、このイベントに出て、地元で知られていない事実を知った」とおっしゃっているのを見て、このような人を手助けする仕事を三原さんはされているのだなと感じ、私もこんな仕事をしてみたいと思いました。」

「私は、漠然と何かクリエイティブなことをしたいと思っているのですが、何も踏み出せていない現状なので、三原さんのお話を聞いて、とにかく行動してみようと思いました。なんとなくこの大学に入って、大和郡山のことも全然知らないし、授業もあんまり興味なかったんですが、『大和是好日』に行ってみたいと思いました。」

「私もデザインが大好きで、でも文学部に来てしまったのでダメかなと思ってしまっていましたが、できるもできないも自分次第かぁ!と気づけました。『あれもこれもしなきゃ、現実を見なきゃ、失敗しないようにリスク管理しなきゃ』などと考えて、やりたいことをはじめられないことが多々ありますが、人生一度切りですし、動いてみようかなと思います!」。