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2025年7月30日(水)

【日本文化学科】登酒店で臨地講義を行いました

7月19日(土)、日本文化学科専門科目「地域文化実習B」(3年次配当科目)では、地元奈良の酒文化・酒造業に関する学びの一環として、天理市の地酒専門酒販店、登酒店を訪れ、登和成社長とディスカッションを行ないました。

これまでの授業を通して学生たちが疑問に感じたことや、もっと知りたいと思ったことを事前にブレインストーミングした上で、登社長に質問を投げかけました。 ディスカッションの後、登社長のご案内のもと、奈良酒を中心に様々なタイプの日本酒を試飲させていただきました。

学生たちの振り返りコメントを紹介します。

「実際に店頭を見させていただいたとき、お客さんがたくさんおられ、どなたも楽しそうにお酒を探されていたのを見て、きっとリピーターの方が多く、登酒店に来ること自体を楽しみにされているのだろうなと感じました。見学に行かせていただいた日の夜、友人と電話をしたのですが、日本酒が気になると言う友人に対して登酒店をすすめさせていただいたほど、私自身もまた伺って私に合ったお酒を購入させていただきたいと思います。」

「登さんのお話を聞いて、日本酒の魅力に共感しました。日本酒は、時間をかけて造られます。職人さんたちは、おいしいお酒をつくるために長い時間をかけて丁寧に仕事をします。だから、日本酒はただおいしいだけでなく、たくさんの物語が詰まっています。 今回自分の好きな日本酒を選ぶことができました。口に含むと甘く、後味は辛口で、飲んだ後には胃がじんわりと温まります。本当に楽しかったです。」

「お酒が好きだからこの授業を受けたのではなく、日本酒はどんなものなのか、日本酒を購入する際にどれを選べばいいのかを知りたいという理由で、この授業を受けることにした。今までお酒をあまり飲んでこなかった。今回のディスカッションで最初に思ったのは、おじいさん世代の登さんの話を聞けることが非常に貴重な機会だということ。長い人生を歩んできた方から、お酒の話だけではなく、人とのつながりをどうすればうまく広げられるのかといったことも学ぶことができた。お店で多種多様なお酒を試飲ができて良かったし、何より自分に合うお酒を見つられけたことが嬉しかった。日本酒には甘みがあるということをさらに実感できた。ベトナムに一時帰国する際には、ぜひ登酒店で美味しいお酒を買い、家族みんなで飲んでみたい。」