2025年7月21日(月)
【日本文化学科】特別展示「奈良と帝塚山学園の『戦後80年』」の学生の取り組み
7/2(水)より本学東生駒キャンパス図書館にて特別展示「奈良と帝塚山学園の『戦後80年』」(主催:帝塚山大学奈良学総合文化研究所、帝塚山大学、学校法人帝塚山学園、協力:学校法人帝塚山学院、帝塚山大学同窓会)が開催されています。本展の企画・調査・展示は、本学の大学院人文科学研究科・文学部・法学部の学生有志によるものです。文学部では主に教職課程・学芸員課程・司書課程の受講生たちが参加しています。
司書課程の学生は展示の趣旨を受け止めた上で、戦争の現実を身近に感じ、平和を考えるきっかけとなる図書を帝塚山大学図書館所蔵本から選び、ポップと文章で紹介するという形で参加しました。
学生の振り返りから一部を紹介します。
「戦時中などのことは中学校時代に平和学習でたくさん習い、悲惨で惨いとは思いますが、どこか自分の問題であると思えず、なかなか上手く取り組めませんでした。今回の展示は帝塚山学園の学生のリアルな当時の様子の写真などを見て自分事であると考えました。」
「戦争はどこか遠いものだと感じていたが、考えていたよりも身近なものであった。それを一番感じた展示は学徒動員の展示である。当たり前であるかもしれないが、帝塚山の子たちも学徒動員という形で戦争に関わっていた。学生たちも戦争にあらゆる形で関わっていたことが分かり、決して遠いものではないと強く感じた。展示を通じて私と同じように戦争は遠いものでなく身近なものと考えるきっかけになると思う。」
「テーマが戦争ということで読んで欲しいと本を勧めることは難しいですが、一人でも多くの人に戦争はフィクションではなく実際にあったことだと感じて欲しいと思いました。過去に起こったことをなかったことにせず、正しく学んで理解することが大切だと思いました。」