2025年7月17日(木)
【日本文化学科】梅乃宿酒造・吉田佳代社長とディスカッションしました
7月10日(木)、日本文化学科専門科目「地域文化実習B」(担当:河口充勇教授)では、地元奈良の酒文化・酒造業に関する学びの一環として、梅乃宿酒造(葛城市)の吉田佳代社長(本学卒業生)とディスカッション(リモート)を行ないました。
これまでの授業を通して学生たちが疑問に感じたこと、もっと知りたいことを事前にブレインストーミングしたうえで、吉田社長とのディスカッションにのぞみました。
学生たちの感想をいくつか紹介します。
「今回の吉田社長とのディスカッションを通して得た気づきは、過去の良くない出来事を後悔するのではなく、今の教訓や糧として捉え、その時にできる最善を探すことの重要性です。私も少し吉田社長と似た考えをもっていて、起きたことは変えられないのだから、事後の対応と次を考えることを大切にしているところはとても共感がもてました。」
「就職活動を機に家業の後継について現実的に考える機会が増え、自分のなかに『家を守りたい』という思いがあることに気づきました。しかし私は、吉田さんとは真逆でマイナス思考に陥りがちな面があり、後継者として会社を守ることができるのか、その資質が私にあるのかという不安が頭によぎり、覚悟ができず親との信頼関係もいまだ築けていません。今回の吉田さんへのインタビューを通して、家族や会社への愛情や前向きな考え方・価値観に感銘を受けました。『親は鏡』という言葉は、親との関係は待つものではなく、自分から築いていくものだという視点に気づかせてもらいました。まずは両親の仕事の話にもっと首を突っ込み、親が具体的に何をしているのかを進んで見に行くことから始めたいと今強く思います。」