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2024年6月16日(日)
【日本文化学科】学外実習で「大阪文学散歩」を実施しました
6/16(日)、「近現代文学ゼミ(3年生)」の臨地講義と、「学外実習」の合同で、「織田作之助と『木の都』をめぐる大阪文学散歩」を実施しました。
織田作之助は、昭和10年代~戦後にかけて活躍した大阪出身の作家です。『木の都』(昭和19)という作品では、織田作之助と縁の深い生國魂神社の界隈から夕陽丘などの地域を主な舞台としています。
当日は、各自が『木の都』の文章を手に、作品を読みながら高津宮~生國魂神社~下寺町~源聖寺坂~口縄坂~愛染堂勝鬘院といったルートをたどりました。作品に登場する場所を実際に歩くことで、虚実を体感するのが今回の文学散歩の趣旨です。
参加した学生からは、「実際に歩いてみると、距離感や高低差がよくわかった」、「大阪にこんなに寺社がたくさんあるとは気づかなかったし、それを書いた昭和の作品があることに驚いた」、「作品の中の風景と作品に書かれた風景が異なる場所をみつけた」などの感想が聞かれました。
参加した学生は、楽しみながら作品の世界に親しみ、それぞれの読解を深めたようです。