2024年5月13日(月)
【日本文化学科】作家の浜口倫太郎先生による授業を実施しました
日本文化学科では「創作文芸・出版プログラム」の一環として、特殊講義「創作を学ぶ」を開講しています。
5月11日(土)3限4限には作家の浜口倫太郎先生による授業を実施しました。学生たちは先生のご著書『廃校先生』(2017年・講談社文庫)を読んで感想文を書くなどして準備してきました。
浜口先生は、自分をわかっていること、自分の言葉で説明できることの大切さを示され、そのための訓練として、自分の心が動いたことについて毎日ノートに書き出していくという方法を指導されました。さらに、プロの作家としてデビューし、活動を続けていくための戦略から、インプットすることの意義、小説の具体的な創作方法まで、惜しみなく教えてくださいました。また、学生たちに各自が創作しようとしている作品のログラインを書かせて、それぞれにコメントして指導されました。最後には学生からの質問を受け付け、授業時間を延長して一人ひとりの質問に丁寧に対応してくださいました。
学生の感想の一部を紹介します。
「創作する上で、独学では分からないことを実際にプロとして活躍されている方から話を聞くことができて良かった。」
「浜口先生の職業というかジャンルの幅の広さにまずビックリしました。作家としてだけでなく、放送作家やマンガの世界にもくわしく、だからこそ知っていらっしゃるリアルな話も聞けて本当に勉強になりました。お教えいただいたことを今後活用して、今自分が書いている小説が自信を持って面白いと言えるようになりたいです。」
「お話がおもしろく、時間があっという間に過ぎました。「メモは人生の宝」という言葉が凄く印象的で、私もノートに自分の気持ちや考え、良いと思った作品を書いていきたいと思いました。好きは才能という言葉も良く、これからも好きを大切に生きていきたいと思います。」
「小説をたまに書きますが映像的な表現や、現実味のある文章にすることが難しかった理由、足りなかった部分が、この授業を受けてわかりました。今や誰でも小説が書ける時代にプロになるだけでなく、10年続けることがこれほどまでに難しいことを正直初めて知りました。この授業を受けて本当によかったと思いました。」