2024年11月11日(月)
【日本文化学科】留学生のための日本文化交流会(着物体験)を行ないました
文学部日本文化学科では、日本語教員養成プログラムの一環として、2022年度より日本語教員資格習得を目指す学生たちが留学生のための日本文化交流会を企画・運営しています。
今年度は複数回にわたり様々な体験イベントを実施しています。 4月の茶道体験(本学茶道部の協力)、5月の生け花体験(本学華道部の協力)、7月のお琴体験(本学邦楽部の協力)につづき、11/2(土)には、NPO法人日本文化研究所なら(メンバーの大半が本学卒業生)のご協力のもと、留学生たちが実際に着物を着て、伝統的な所作を学ぶ体験イベントを行ないました。交流会運営チームの学生メンバーは、上記NPO法人のご厚意により、この日までに複数回にわたって着付けレッスンを受け、着付けのサポートを担当しました。
また、今回のイベントでは、スペシャルゲストとして日本舞踊西川流の西川麗矢先生(本学大学院修了生)にお越しいただきました。「祇園小唄」の踊りを鑑賞した後、留学生たちは、舞扇の使い方について学びました。
イベントに参加した留学生たちのコメントを紹介します。
「着物を着て街を歩いている人の姿を見るにつけ、いつか着てみたいと思っていました。今回の着物体験で着物の着方に驚きました。… 着物体験がこういう雰囲気だとは思わなかった。先生方が何人も長い時間を割いて手伝ってくださり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。大好きだった着物を着る体験ができて嬉しかった。… こういった体験を通して日本の文化に少しずつ触れて、理解を深められたらと思います。」
「初めて着物を着てみたので、着方がわからなくて、なかなかきれいに着られなかった。結局は、先生に着付けていただいた。着物を身につけると、動きにくかった。これが近年着物を身につけて出かける人が少なくなった理由だろうと思う。それにしても、このような伝統的なものを体験するのは楽しかった。まるで昔の人々の生活を少し体験してみた気がする。」
「着物を着て驚いたのは、着た瞬間、姿勢が自然と正され、背筋が伸びるような感覚になったことです。そして、周りの人から『素敵ですね』『似合っていますよ』と声をかけてもらい、嬉しかったです。」
「日本舞踊を初めてを見た時、先生の表情、姿にとても引き込まれました。周りに本当の景色がないのに、先生が舞踊を通して歌に描かれた本当の景色の中にいるようでした。」