2024年8月20日(火)
【日本文化学科】留学生のための日本文化交流会(お琴体験ほか)を行ないました
文学部日本文化学科では、日本語教員養成プログラムの一環として、2022年度より日本語教員資格習得を目指す学生たちが留学生のための日本文化交流会を企画・運営しています。
今年度は複数回にわたり様々な体験イベントを実施する予定です。 4月の茶道体験(本学茶道部の協力)、5月の生け花体験(本学華道部の協力)につづき、7/18(木)には、本学邦楽部の協力のもと留学生たちが日本のお琴を体験しました。楽譜をみながら音を出す練習を行なった後、皆で童謡唱歌「さくらさくら」を演奏しました。
また、お琴体験に先立ち、経済経営学部の学生有志(ご実家がお茶問屋を経営)の協力により、留学生たちが「闘茶」(数種類のお茶を飲んで銘柄を当てる利き茶ゲーム)を体験しました。
今回の交流会に参加した留学生たちのコメントを紹介します。
「私は元々お茶が好きで、今回の交流会でさまざまな日本茶を味わわせてもらって嬉しかった。私はお琴という楽器を知っているが、お琴の演奏を聞いたことがなかったので、今回の交流会で初めてお琴の演奏を聞き、現代音楽とずいぶん違うなと思った。そして、お琴の体験もさせてもらって、自分の人生のなかで初めて楽器で曲を演奏したかもしれない。自分はリズム感がない人だとわかっているので、下手くそにやってしまったが、意外と面白かった。また、同じ留学生の先輩たちとやり取りする機会があまりないので、今回の交流会は留学生の先輩たちと話し合ったりする良いチャンスだった。」
「今回の交流会で闘茶という概念を理解し、実際にお茶を飲んで、どんなお茶を飲んでいるのかを区別できて、予想以上に楽しかった。普段、あまりお茶を飲まず、何を飲んでも同じような感覚だったが、交流会を通して、お茶は特徴や香りではっきり分別できるものだと意識できるようになった。邦楽のことも全く知らなくて、目の前で邦楽を鑑賞できることに加えて、先輩たちが隣について丁寧に教えていただき、最後に全員で『さくらさくら』という曲を合奏できた。交流していくなかで、こういうふうに日本文化、日本の伝統芸能と触れ合い、こういった留学生と日本人学生が一緒に過ごせる時間に今後ももっと参加できればと思う。」