2024年7月18日(木)
【日本文化学科・1年生】学外実習でならまちへ行きました
1年生向け科目「学外実習」は、現地に出かけて本物に触れながら学ぶ体験型授業です。年間30回以上の企画から、学生たちはそれぞれに行きたいと思うものを選んで参加します。
7/13(土)は、朝8:30に近鉄奈良駅で集合し、朝の涼しく、人通りの少ない時間帯にならまち界隈を散策しました。 ならまちは、元興寺や興福寺の旧境内に、中世以降、寺社関係の様々な仕事に従事する職人・商人が住み着いて発展した地域です。江戸〜明治時代の町家建築が多く残っており、近年、観光地として人気が高まっています。
今回訪問した奈良町資料館では、南哲朗館長のご案内のもと、当地の歴史や町衆の生活文化について、ユニークな展示物に触れながら、五感をもって学ばせていただきました。
今回の学外実習に参加した学生たちの感想を紹介します。
「昨日の学外実習で私は奈良についてだけでなく、これから何を意識して過ごすかやスピーチの仕方などたくさんのことを知ることができました。まず、最初に聞いた『誇り』、『尊敬』、『語る』、これらを言語化するのが難しかったです。漠然と言葉そのままの意味しか考えずに使っていました。ただ、昨日の話を聞き、考え方が変わりました。河口先生の授業でも『奈良には何もないと言う人がいるが、そんなことはない』とおっしゃっていましたが、この言葉通り、奈良にはたくさんの文化財があるので、それを誇りに思い、それを作った先人に尊敬の念を抱き、そして奈良のことをよく知らない人たちに語っていく、これが大切だなと感じました。」
「今回の学外実習に行くまで、奈良町のことをあまり深く知らなかったのですが、奈良町のことを自分たちで考えて意見を出したり、展示されている物に直接触らさせていただいて、これはなんだろうか?と思考を巡らせたり、それを実際にプレゼンしたり、南さんのお話を聞いていると、奈良に住んでいて高校在学時に毎日のように通っていたはずなのに、自分は奈良町のことを何も知らなかったなと痛感しました。南さんの質問に答える時、たくさんのことが一気に繋がり、答えられた時に感じた初めての感覚は非常に不思議な感じで高揚感がありました。この経験は絶対に忘れないと思います。そして、奈良町のことに加えて、これからの人生に必要なことをたくさん教えていただきました。『誇り』、『尊敬』、『語る』をこれからも大切にしていきたいと思います。」