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2024年7月3日(水)

【日本文化学科】 「建築士の日」公開シンポジウムで発表しました

6/30(日)、桜井市のまほろばホールにて「令和6年度『建築士の日』公開シンポジウム-みんなでつくろう『愛される万葉まほろば線』」(一般社団法人奈良県建築士会 主催)が開催され、法学部法学科・末吉ゼミ(平和学・戦争遺跡研究)と文学部日本文化学科・河口ゼミ(社会学・地域文化研究)の合同チームが「大人の修学旅行・ワンデー畝傍ウォーク」と題した活動報告を行ないました。

今回の報告では、昨年9月に橿原市で開催された、JR畝傍駅舎の保全活用に関するプレゼン大会(市民団体「JR畝傍駅舎の保全活用を進める会」主催)にて両ゼミの学生たちがプレゼンした「JR畝傍駅を拠点とした『大人の修学旅行』ルート提案」の内容をベースにしつつ、今年3月に行なったツアー企画の様子(万葉まほろば線の京終駅から畝傍駅まで旧駅舎をつなぎ、沿線の歴史・文化財の魅力を掘り起こす)をかいつまんで紹介しました。

今回のシンポジウムでは、ユニークな駅舎・車両デザインで知られる建築家・デザイナーの川西康之さん(奈良県川西町出身)が「公共交通の今後のデザイン」というタイトルで講演をされました。 建築士やデザイナー、鉄道会社、行政、まちづくりの担い手、地元市民、大学教員・学生などさまざまな立場の方々が参加され、多角的な視点から万葉まほろば線の可能性と課題について活発な議論が交わされました。

登壇した文学部生(4年)の振り返りを紹介します。「私たちが実際に畝傍駅の保全のために活動してきたことを建築士会の方をはじめ様々な方に聞いていただき、少し緊張もありましたが、楽しむことができました。駅の保全やまちづくりにおいて素人である私たちの発表を聞いて、実際にその道で成功されておられるプロの方々に意見をもらい、褒めていただき、とても貴重な体験でした。また、川西さんのご講演では、実際に高知県の駅を事例に駅の保全や街づくりについて学べるとても有意義な時間でした」。

奈良県建築士会の皆さま、貴重な機会をいただき、ありがとうございました!