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2024年4月19日(金)

【日本文化学科】當麻寺練供養に参加しました

文学部日本文化学科では昨年秋より當麻寺(葛城市)の歴史・文化財をめぐる分野横断型の教育研究活動、「當麻寺プロジェクト」を実施しています。約50人の学部生・大学院生がこのプロジェクトに参加し、さまざまな活動に取り組んでいます。

4/14(日)、當麻寺で1000年続く伝統行事「聖衆来迎練供養会式」が挙行され、「當麻寺プロジェクト」の活動の一環として、護念院門前に一日限定の観光案内ブースを設置しました。特注のTシャツに身を包んだ学生たちはこの日のために制作した練供養のリーフレットを配布するとともに、練供養の見どころや歴史的背景の解説、拝観場所の案内などを行ないました。 また、ボランティア班の学生たちは、この日のために事前練習を積み重ねたうえで、菩薩装束の着付けや面・光背の装着のお手伝いをしました。

今回は、練供養が国の重要無形民俗文化財に指定された直後のタイミング、日曜の開催、快晴と好条件が重なり、多くの見物客で境内がにぎわっていました。

学生たちは、1000年続く伝統行事の現場においてホンモノの歴史・文化財に間近に触れることに感銘を受けるとともに、半年にわたる仲間たちとのプロジェクト活動が結実していく喜びを感じていたのではないかと思います。

ここまで「當麻寺プロジェクト」は、練供養(その魅力発信、当日運営のお手伝い)を目標としてさまざまな活動を同時並行で進めてまいりましたが、これをもって終わりというわけではありません。今後は、博物館展示や三次元計測による中将姫像のレプリカ制作などさまざまな企画を実施していく予定です。ご期待ください。