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2024年4月13日(土)

【日本文化学科・1年生】新入生学外オリエンテーションで當麻寺へ行きました

4/4(木)、文学部日本文化学科の新入生学外オリエンテーションを當麻寺(葛城市)で行ないました。

新入生たちは、学内にて杉﨑教授(美術史)による事前レクチャーを受けた後、バスで一路、當麻寺へ向かいました(所要約1時間)。現地では、まず當麻寺護念院の葛本雅崇住職ご夫妻より、「曼荼羅」「中将姫」「練供養」を中心に當麻寺の歴史・文化財についてお話を伺いました。その後は、鷺森教授(古代史)、清水教授(考古学)、杉﨑教授による案内のもと、境内各所の文化財を見て回りました。

新入生たちは、入学早々に本物の文化財に間近に触れることで、これからの大学での学びへのモチベーションを高めることになったと思います。

当日は「當麻寺プロジェクト」のメンバーも先輩サポーターとして参加してくれました。「ピアサポート」効果も期待できそうです。

参加者の振り返りをいくつか紹介します。

「本尊の當麻曼荼羅は、文字を使わらずに絵のみで表現されており、事前に写真で見たときよりもはるかに巨大なものだったことが印象的だった。先に聞いていた中将姫の伝説や、当時文字が読めなかった参拝者がこの本尊を拝んだという話もあいまって、実物の迫力や存在感が圧巻だった」。

「練供養は戦争の間も途切れることなく、1000年以上つづいてきたことにとても驚き、印象に残っています。本物の當麻寺を見ることができ、非常に貴重な経験をさせていただと思い、改めて感動しました」。

「本物の曼陀羅を見る前に中将姫と極楽浄土、曼荼羅の関係を聞いていたので、感動しました。・・・割と家から近いので、今度は個人で見に行こうと思いました」。