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2023年12月25日(月)

【日本文化学科】直木賞作家の澤田瞳子先生による特別授業を実施しました

日本文化学科では「創作文芸・出版プログラム」の一環として、2018年度から特殊講義「創作文芸・出版」を開講しています。
澤田瞳子先生は開講以来、毎年ゲストスピーカーとして特別授業を担当してくださってきました。今年度も12月22日(金)にご来学くださいました。
学生たちは『稚児桜』(角川文庫・2023年)について読書会を行うなどして準備をしてきました。澤田先生にご講評いただけることを目標に小説の創作に取り組み、お互いの投票で4作品を選出して事前にお送りさせていただきました。
澤田先生は『稚児桜』を例に挙げながら、小説家という仕事について詳細にお話しくださいました。さらに、学生の作品について一作ごとに丁寧に講評してくださいました。この授業でしかお聞きできない貴重なお話が続き、学生たちは熱心に聞き入っていました。澤田先生は授業終了後にも学生たちの質問に対応し、個別にご指導くださいました。
学生の感想を抜粋します。
「新人賞や表現方法など、すごく勉強になりました。思いついた表現ひとつだけで書いてしまうので、いろいろな表現をしてみて、自分の表現の幅をもっと広げていきたいと思いました。」
「的確に自分の苦手としていたところを見抜かれ、だからこそ自分の知りたかった部分をたくさん教えていただいたので、大きくレベルアップができたと思っております。」
「書くことにも読むことにも正解はないと聞き、無意識に自身を縛っているということに気が付きました。「書く」ことの具体的な技術もとても参考になりました。」