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2023年12月10日(日)

【日本文化学科】ポプラ社編集者の小原さやか先生による特別授業を実施しました

12月1日(金)に特殊講義(創作文芸・出版B)でポプラ社の文芸編集者の小原さやか先生による特別授業をWEB会議システムで実施しました。
学生たちは、小原先生が編集を担当された寺地はるな著『ほたるいしマジカルランド』(ポプラ文庫・2023年)について読書会を行い、質問を考えるなど、準備をしてきました。
小原先生はパワーポイントを使いながら、編集者の仕事についてわかりやすく説明を進められました。1冊の本が出来上がるまで、すべての工程にかかわる唯一の存在として、編集者がどのような役割を担っているのか、『ほたるいしマジカルランド』に関するエピソードも交えながら、具体的に教えてくださいました。
学生たちは熱心に聞き入り、最後には次々と手を挙げて質問していました。本に向き合い、出版の仕事について考えを深める貴重な機会になったようです。

学生たちの感想から一部抜粋します。
「編集の仕事に興味があったので、ここまで仕事内容を詳細に知ることができて、とても勉強になりました。」
「本を作るうえで、たくさんの工程があり、大変だけどやりがいのある仕事なのだろうなと感じました。学生時代のうちに、たくさんの事、物語に触れようと思います。」
「自分はいつも小説を読んだあと、物語の設定の裏側や、なぜこの表紙かを考えます。そんな裏側を今回詳しく知れたので、嬉しさもあり、勉強にもなりました。自分は小説を出したいと思っているので、今回の授業を経て、小説を出すまでの流れや、読んでくれる方の層を考えながら、執筆活動をしていきたいと思います。」
「自分のためだけに書いている小説と、世に出てくる小説では全然違うのだなと思いました。多くの人が関わっていて、たくさんのこだわりが詰められているのは本当にすごいと感じました。手元にある1冊にとても愛着がわきました。」