直木賞作家の澤田瞳子先生の特別授業を実施しました

日本文化学科では「創作文芸・出版プログラム」の一環として、2018年度から特殊講義「創作文芸・出版」を開講しています。
澤田瞳子先生は開講以来、毎年ゲストスピーカーとして特別授業を担当してくださってきました。今年度も12月16日（金）にご来学くださいました。
学生たちは、澤田先生にご講評いただくことを目標に、創作に取り組んできました。お互いの小説を読み合い、投票で5作品を選出して事前にお送りさせていただきました。澤田先生は学生の作品について、一作ごとに丁寧に講評してくださいました。その作品を書いた学生だけでなく、学生全体に参考になるようにと細やかに配慮されながら、具体的に指導されました。ご自身のご経験も交えてお話しくださり、学生たちは熱心に聞き入っていました。澤田先生は授業終了後にも学生たちの質問にご懇切に対応してくださいました。
学生の感想を抜粋します。
「幅広く色々なお話をしていただき、とても勉強になりました。特に、読者の目線に寄り添って書く事の重要さについてよくわかりました。また、歴史小説（特に古代）の書き方など、先生ならではの貴重なお話がうかがえて非常に面白かったです。」
「小説のみならず、文章を書く上で注意すればいいことや要点など大変勉強になりました。」
「先生の「その言葉の意味を信じてあげてほしい」という言葉で、自分の書く言葉にもう少し自信を持とうと思いました。」
「選ばれた作品に対する先生のアドバイスを聞き、自身の作品にもいかせることが多くてとても参考になりました。」