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2023年12月25日(月)

【日本文化学科】授業紹介「文学部の学びと将来設計」(企業講演を終えて)

文学部が独自に開講するキャリア支援科目「文学部の学びと将来設計」(2年次配当科目、担当:岩井洋教授、河口充勇教授)は、文学部での学びが実社会でどのように活かされているかを知るとともに、実社会に出るにあたって、どのような学びが必要で、実社会がどのような知識・技能を求めているかを知ることを目的としています。11/9(木)より6回にわたり、毎回異なる企業の人事担当者をゲストに招き、それぞれの業界ならびに企業について深く学んできました。

企業講演最終回にあたる12/21(木)の授業では、株式会社ジェイアール西日本総合ビルサービスの人事担当者をゲストにお招きし、ビルメンテナンス業界の産業構造や、同社の企業理念・事業内容・キャリアパス・働き方・福利厚生・社内研修制度、今後の採用活動等について詳しく伺いました。

ご講演の最後に担当者の方が「良い会社というものは、人によって『基準』が違います」とおっしゃいました。当たり前といえば当たり前のことですが、多くの学生がこの点に気づいていないようです。実は、企業講演第1回(11/9)のアラマークユニフォームサービスジャパンの人事担当者もご講演の冒頭でまったく同じことを強調されていました。計6回の企業講演は、この言葉に始まり、そして、この言葉で終わりました。就職活動の初期段階においては自己分析(自分を知る)と業界企業研究(相手を知る)が必要となりますが、その際に最も大事なことは、学生たちが自分なりの「基準」を見つけることなのではないかと思います。

年明けの授業では、ここまでの授業を振り返って、学生たちが3分間スピーチを行ないます。学生たちがどのような気づきが得たのか、そして、それをどのような言葉(キーワード)をもって表すのか、楽しみです。