2023年12月20日(水)
【日本文化学科】鈴木貴晶 信貴山管長の講演会を行ないました
12/15(金)、文学部と帝塚山学園同窓会の連携事業の一環で、鈴木貴晶 信貴山管長・成福院貫主(学園OB)をお招きし、講演会を実施しました。
鈴木管長にご講演いただくのは、2019年秋(信貴山にて)、2021年秋(リモート)につづき3回目で、はじめての本学キャンパス(対面)での実施となりました。
今回のご講演では、帝塚山学園(幼稚園から高校まで)在学中の思い出、信貴山の歴史と信仰、仏教思想に裏付けられた人間哲学(「気」と「縁」をキーワードに)について、ユーモアを交えながらお話いただきました。
受講生たちの感想をいくつか抜粋して紹介します。
「友達の親しさに段階があることは感じていたが、同じ『しんゆう』の音で、『新友』『親友』『信友』『心友』と表せることに驚き、感動した。『心友』と呼べるような心を通わせ合っている友人が今いるかといわれると微妙であるが、まずは入口である『新友』を大事にしたい。そこから仲を深め、『心友』に発展できたらいいと思うし、そうできるような人間性をもちたいと思った。これから出会う一つ一つの縁を大切にしていきたい。」
「『友達をつくることが苦手な人も、当たって砕けろ精神で向かっていくといい。そのなかから新友ができる』という言葉を聞いて、私は、人に声を掛けることが苦手であるため逃げていることが多かったけど、いろいろな人がいて、合う・合わないもあるし、自分から行動しないと何もはじまらないなと改めて思いました。」
「大学に入学した当初から一緒に過ごしてくれている友達とは最初の頃に比べて繋がりを深めることができたのではないかと今回のお話を聞いて感じました。最近、ちょうど気が合うかもしれない子が出てきたので、その子とも繋がりを深められたらなと思います。」
「自分自身、最近人間関係に悩み、行き詰っていたところで、今日のお話を聞き、いつか気が合う友人ができるだろうから、今に固執せず、広い世界を生きていくべきだと考えることができた。いずれ私にもたくさんの『新友』ができ、そのなかから『親友』を得られると思うと、少し楽しみな気持ちになった。」