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2023年11月25日(土)

【日本文化学科】授業紹介「古文書基礎実習」

花田卓司准教授(中世史)担当の「古文書基礎実習」(2年次配当科目)では、中世・近世の古文書の基礎知識を学ぶとともに、実際にくずし字で書かれた古文書の読解する作業に取り組みます。

11/24(金)の第9回は、中世期において実際の土地売買時に使用された「売券」(売り手が買い手に渡す売買成立の証文)を題材にして古文書読解作業に取り組みました。まず、花田准教授より「売券」の書き方に関する約束事(どこにどのようなことが書かれるのか)がわかりやすく教示され、そのうえで受講生たちが古文書を一文字ずつ読み解き、原稿用紙に起こすという作業に挑戦しました。花田准教授の解説の後、本学附属博物館所蔵の貴重な「売券」現物(直前に受講生たちが格闘していたもの)をみる時間が設けられ、多くの受講生たちがそれを食い入るようにみていました。

このように、文学部では日頃からホンモノの文化財に直接触れる機会が多くあります。