2022年12月6日(火)
[文学部]ポプラ社の編集者小原さやか先生による授業を実施しました
11月25日(金)に特殊講義(創作文芸・出版A)でポプラ社の文芸編集者の小原さやか先生による授業をWEB会議システムで実施しました。
学生たちは、小原先生が編集を担当された吉川トリコ著『流れる星をつかまえに』について読書会を行い、質問を考えるなど、準備をしてきました。
小原先生は配付資料とパワーポイントを使って、編集者の仕事について説明を進められました。1冊の本が出来上がるまで、すべての工程にかかわる唯一の存在として、編集者がどのような役割を担っているのか、『流れる星をつかまえに』を編集されたときのエピソードや裏話も交えながら、具体的に教えてくださいました。
学生たちの参考になるようにと細やかに配慮しながら、ご自身の就職活動でのご苦労や文芸編集者になられるまでの経緯などについてもお話しくださり、学生たちの質問にも丁寧に対応してくださいました。
学生たちの感想から一部抜粋します。
「編集に関わる事をとてもくわしく丁寧に教えていただいて、勉強になりました。いろいろな工程があって、大変なお仕事だと改めて感じました。作家さんを尊重されている姿勢がすごく伝わってきました。」
「将来本に関わる仕事ができればとぼんやり思っている中で、知りたいと思っていたことや興味があったことなどをたくさん教えていただき、思い描いているものに少し色を付けることができました。」
「編集者さんのお話を今まで聞く機会がなかったので、自分では考えつかない視点がたくさんありました。」
「『流れる星をつかまえに』完成までの工程を知り、これほどにも著者と交渉されて生まれたものだと分かったので、もう一度読み直してみようと思います。」