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2022年5月19日(木)

【日本文化学科】作家の仁木英之先生による授業を実施しました

日本文化学科では「創作文芸・出版プログラム」の一環として、特殊講義「創作を学ぶ」を開講しています。
4月23日(土)と5月7日(土)には作家の仁木英之先生による授業を実施しました。学生たちは先生のご著書『君に勧む杯【文豪とアルケミストノベライズ】case井伏鱒二』(令和4年・新潮文庫)を読んで準備してきました。
一回目の授業では物語を創る過程として、人物(キャラクター)を設定するところから始まり、次に世界観を決め、物語の展開を創っていくという手順についてご指導くださいました。学生たちは先生に励まされながら、それぞれにプロットを作成していきました。さらに言葉のスケッチの練習をして、小説の出だしを書くところまでご指導いただきました。
二回目の授業ではキャラクターを創っていく方法として、各学生に好きな歴史上の人物を挙げさせ、その後、大学の図書館に移動してそれぞれの人物についての史実を調べる作業を行いました。教室に戻って、史実の要素を踏まえながら、誰も知らないキャラクターに創りあげていく方法を具体的にご指導くださいました。
学生からは次のような感想が聞かれました。
「今まで自分なりに小説を書いてきたが、仁木先生の教えて下さった3つのポイントをおさえると、おどろく程書きやすくなりました。」
「小説を書くということは難しい事だと思っていましたが、順番に一つ一つやれば少しずつ書けるのだと知れて良かったです。案が出てくると楽しくておもしろかったです。」
「何を出してもほめてくださるので嬉しかったし楽しかったです。」
「自分の考えをプロの作家の先生に見てもらい、直接意見を言ってもらえる、とても貴重な時間だったと感じました。」